なぜタンスは桐が良いといわれるの?

文化・歴史

衣類を収納するタンスはなぜ桐がいいといわれているのでしょうか。

桐は、他の木に比べて内部に気泡状の空洞があるため、とても軽く、断熱性、吸水性に優れています。

昔、江戸では火事が頻繁に起こっていました。

桐のタンスでは中に熱が通りにくく、消化の水を吸収し火が移りにくいのです。さらには水分を含むと膨張して隙間がなくなって密閉されるため、中の衣類が守られるとの評判が広がったのです。

嫁入り道具として、着物をたくさん詰めた桐のたんすを持って行っていたそうです。