七夕のお願いは習い事!?

文化・歴史

7月7日の七夕には短冊に書いた願いごとを書笹の葉に吊るしますが、元々短冊に書く願いごとは織物や書道などの習い事の上達をお願いするものでした。

お供え物を縁側にそろえ、願いごとを書いた五色の短冊を庭に竹をたてた枝に吊るしていました。

願いごとを書く際には、早朝に芋の葉の上に溜まる朝露を集めて墨をすり、その墨で短冊に願いを書く風習があったといわれています。

日本の七夕祭りには、織り物、裁縫、書道などの習い事の上達、他にも五穀豊穣や祈雨、疫病除け、虫除けといった幅広い願いが込められていました。

時代と共に七夕のスタイルも願いごとの内容も変化していったようです。