博士は、はくし?はかせ?

文化・歴史

博士は「はかせ」とも、「はくし」とも読みます。この違いは何でしょうか。

「はかせ」は元々、大化の改新の時に作られた官職です。学問や芸道などに深く通じている人をいい、学生などを教育する役職のことです。一般的に「はかせ」と読む言葉の方が多いです。もの知り博士、野球博士、電車博士などです。

一方、「はくし」は学位の一つであり、明治時代に定められました。専門の学術論文の審査に合格した人に与えられるもので、大学院で博士論文でパスするともらえます。文学博士、医学博士、博士課程などです。