けりをつけるの「けり」って何?

文化・歴史

決着をつける、解決する、しめくくる、結論を出して終わりにするなどの意味をもつ「けりをつける」。

この「けり」とは「蹴り」ではありません。古文などで使われている助動詞の「~けり」が由来になっています。

感動を表す「~だな」や過去を表す「~だった」という意味で使われていました。

古典の一種である俳句や和歌、短歌、百人一首などで「なりけり」「ありけり」など「~けり」を文末に使って締めくくることが多いことから、「終わりにする」「決着をつける」という意味になったようです。