初夏は雹(ひょう)に注意!

自然・生物

雹(ひょう)は5~7月に発生しやすいといいます。

この時期には日差しが強くなり気温が上がりますが、上空にはまだ寒気が残ります。暖かい空気は軽いので上昇し、冷たい空気は重く下に降り、雹を降らせる積乱雲や入道雲が発生しやすくなるのです。

直径5mm以上の氷の塊が雹、直径2~5mm未満は霰(あられ)になります。

雹は落下速度が時速100km以上ともいわれ、 農作物や家屋、車など被害はもちろん、人の頭部に直撃すると脳しんとうや死の危険性もあります。

雹が降ってきた場合は、すぐに建物内に入ること、屋内でも窓に雹があたりガラスが割れることもあるので窓から離れること。車に乗っている場合には、屋内駐車場に入るか、路肩に停車しましょう。運転を続けると、車の速度もあるため雹がぶつかった時の衝撃が大きくなります。

雹が降る前兆としては、急に暗くなったり、ひんやりとした風が急に吹いてきた、突然の強い雨、雷光や雷鳴などの後は雹が降りやすくなるので注意が必要です。