実はクラゲには人間でいう足のような器官は存在しません。クラゲの足だと思っていたものは「口腕(こうわん)」という腕になります。
また、クラゲの傘のフチの部分にある糸状の付属器官を「触手(しょくしゅ)」といいます。この触手で餌を捕獲して粘液で食べやすくしたものを、口腕が傘の下の真ん中にある口まで運ぶのです。
口腕は身を守るために使われたり、呼吸をすることにも使われることがあるといいます。
クラゲの種類によって口腕の本数が異なりますが、4本または8本生えています。
口腕や長い触手は絡まることもあり、水族館などでは長い棒や職員の手でほぐすこともあるそうです。
自然界のクラゲは絡まってほどけない場合はちぎったりすることもありますが、再生力が強く、数日で復活するのです。