5月12日は「ナイチンゲールデー」です。
赤十字社が、1920年(大正9年)にイギリスの看護師フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定しました。
看護、看護教育学、社会起業家、統計学の分野で、医療活動や医療衛生環境の発展だけでなく、助け合いの精神などに大きな功績を残したナイチンゲールを称えることを目的としています。
ナイチンゲールは裕福な家庭で育ち、フランス語・ギリシャ語・イタリア語・ラテン語などの外国語、経済学、数学、天文学、美術など高い教育を学びました。
貧しい農民の悲惨な生活を目の当たりにして、人の役に立つ仕事がしたいと看護婦となり、1853年〜1856年に起こったクリミア戦争の野戦病院で、負傷兵たちへの献身的な看護活動に従事。
看護の重要さと貴さを広く社会に認識させました。
1965年(昭和40年)に国際看護師協会(ICN)が制定した「国際看護師の日(International Nurses Day)」でもあり、国際デーの一つです。
また、1990年(平成2年)に当時の厚生省が制定した「看護の日」にもなっています。