イチゴ味、メロン味、レモン味…と、屋台のかき氷で定番の味ですが、基本的には同じ味です。果糖ぶとう糖液糖という甘い液体で、どのシロップもこの味になっています。果汁は入っていません。
香料と着色料で、それぞれの香りや果物のイメージ色を付けているだけなのです。脳は見た目と香りでその味を想像し、舌が錯覚するようです。
かき氷は平安時代の清少納言が書いた枕草子にも記載されています。「あてなるもの。削り氷にあまずら入れて、あたらしきかなまりに入れたる。」
一般庶民が食べられるようなものではなく、貴族たちだけが食べられる高価な食べ物でした。
