1914年(大正3)年の12月18日に東京駅の完成式が行われたことから、この日を「東京駅完成記念日」「東京駅の日」としました。
東京駅の建設計画は1889年(明治22年)から行われていましたが、日清戦争や日露戦争により計画が遅れ、1908年(明治41年)に本格的に工事が始まりました。
6年半かけて完成し、「中央停車場」という名前から「東京駅」になりました。
実際に開業したのは完成式から2日後で、東海道本線の起点が新橋駅から移されました。
赤レンガ造りの駅舎は、日本銀行や国技館などを手掛けた建築家・辰野金吾らが設計し、2003年に国の重要文化財に指定されました。
しかし、東京駅は、太平洋戦争中の空襲で大きな被害を受け、応急処置としての工事などで使われてきました。2007年に創建当時の東京駅の姿を取り戻そうと大規模工事が開始。
工事は2007年より始められ、500億円かけて2012年に完成しました。美しいレンガ造りの東京駅が再現され、戦災で失われたドーム部分も復元されました。
さらに、2024年(令和6年)に予定されている新一万円札には東京駅の駅舎が描かれます。