餅は蒸したもち米をついて粘りを出して作ります。
求肥は、粉にしたもち米や白玉粉に砂糖や水あめなどを入れます。火にかけて練りこみ粘りを出します。
甘味料が入っている求肥の方がほんのり甘く、さらに糖には保水性が高いため、時間が経って冷めても硬くならないというのが大きな特徴です。
そのため、常温や低温で食べるような菓子類に多く使われています。
平安時代に中国から伝わったといわれている求肥。
当時はもち米でなく玄米で作られていたので、黒っぽく牛の皮に似ていたので「牛皮」と呼ばれるようになりました。しかし、その時代は牛や豚、馬を食べることを避けられていたので、漢字も「牛皮」から「求肥」に変わったといいます。