花火の時に「たまや~」「かぎや~」とかける掛け声は、花火屋の屋号です。
江戸時代の花火製造元「鍵屋」の職人が、暖簾分けし両国に「玉屋」を開業しました。両国橋の上流側の花火を担当し、鍵屋は下流側を担当しました。
両国川開きの花火では、鍵屋と玉屋の花火が交互に打ちあがり、観客がより美しいと思う花火に対し、掛け声をかけていました。
鍵屋よりも玉屋の花火の方が人気が高く、掛け声も多かったため、現在も「たまや~」の掛け声の方がメジャーになりました。
その後、玉屋は失火で江戸払いとなってしまい、鍵屋は昭和まで続きましたが経営不振となり、掛け声だけが残っています。
ちなみに、両国川開きの花火は、現在の隅田川花火大会の原型だと言われています。