カバが大きく口を開けてあくびをしているのはほのぼのした光景に思えますが、実はあくびではなく「威嚇」なのです。
カバは集団で生活しているのもあり、縄張り意識が強く動物でもあるのです。
自分たちの縄張りに入ってきた時などに見せる威嚇でもありますし、オス同士の争いでも大きく口を開けた方が勝ちになります。口が150度開く場合もあるといいます。
威嚇だけで済まされずに、カバの牙で襲われることも珍しくありません。
水の中で生活し、草食動物というのもあって、温厚そうなイメージのあるカバですが、実はかなりの神経質で凶暴な動物なのです。
カバが噛む力は1トンともいわれ、ワニやライオンもカバに噛まれたら勝てません。
アフリカではカバによる死傷者が毎年500人以上ともいわれています。