アネモネってどんな花?

自然・生物

2~5月に開花時期を迎え、春の訪れを告げる花として親しまれている「アネモネ」。

種には長い毛があり、風によって運ばれます。

ギリシア語で「風」を意味するanemos(アネモス)に由来して名付けられました。英名はWindflower(風の花)といいます。

穏やかな風にうながされて開花する、早春の風が吹き始める頃に花を咲かせる、など春の風を連想させます。

しかし、アネモネには「プロトアネモニン」という毒が草全体にあります。

茎や葉を切ったり傷ついた時に出る汁は皮膚炎や水泡を起こす場合があるので、ガーデニングなどで触れる際は手袋などをしましょう。

古代エジプトでは「病気の印」とされ、この花の出す毒を吸うと大病にかかると言われていました。

花言葉は「期待」「君を愛す」などの他に、「はかない恋」「恋の苦しみ」「薄れゆく希望」などネガティブな言葉もありますが、これはギリシャ神話からきているようです。