桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿

自然・生物

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあります。

桜は細かく分かれた枝の先に花が咲きます。一度枝を切ってしまうと、新しく伸びた枝の途中には花がつかないといいます。

さらに桜の枝の切り口が腐ってしまい、木全体の勢いがなくなってしまうために、桜の木は切ってはいけないということです。

一方の梅は、枝全体に花が直接咲くので、枝を切って新しい枝を伸ばして花を多くつけるという剪定の仕方なのです。枝を切った方が、実も多く収穫できるのです。

このように桜と梅の手入れが全く違うことがことわざの由来です。