「中華そば」以外にも「支那そば」「南京そば」となどと呼ばれることもありますが、全てラーメンとの大きな違いはありません。
ラーメンの最初の呼び方が「南京そば」でした。「南京」「支那」「中華」と言葉は全部中国を意味します。
中国からラーメンが伝わったころ、日本で麺といえば蕎麦だったため、違いを出すために「南京そば」と呼ぶようになりました。
その後、中国を「China」ということから「支那(しな)」とも呼ばれるようになりましたが、支那が中国の蔑称という考えが広まり、戦後は「中華そば」と呼ばれるようになったのです。
「ラーメン」の語源も諸説ありますが、中国語の「拉(ラー)」に引っ張るという意味があり、「麺(メン)」には「小麦粉」という意味があるので、「小麦粉を引っ張る」という麺の製法がそのまま名前になったようです。
明治43年(1910年)に開業した東京・浅草の「来々軒」が日本で初めてのラーメン屋さんだといいます。