SOSって何の略?

文化・歴史

SOS(エスオーエス)は、助けを求める合図として使われますが、元々は海上で船舶が遭難した時に救助を求めるために使われていたモールス信号でした。

モールス信号は「・」と「-」を組み合わせることで文字を表現する通信手段です。

SOSをモールス信号にすると「・・・---・・・」と表し、覚えやすく、打電しやすく、聞き取りやすいことから採用されたのです。

そのため、SOSは何かの略語でもなく、意味もないのです。

世界共通の遭難信号として「SOS」が採用されたのは、1906年(明治39年)ドイツでに開かれた「第1回国際無線電信会議」でした。27か国が参加し、「SOS」が遭難信号として正式に批准されたのは1908年(明治41年)でした。