上野動物園モノレール開業

科学・技術

1957年(昭和32年)12月17日、上野動物園内にモノレールが開業しました。

モノレールとは、一本のレールまたは桁にまたがったり(跨座型)、ぶら下がったり(懸垂型)して、人や物を運搬する交通システムのことです。

語源は、「ひとつのもの」という意味の「mono(モノ)」と「軌道」の意味をもつ「rail(レール)」です。

以前にアトラクションとして遊園地にモノレールはありましたが、交通手段としての上野動物園のモノレールは、常設のものとしては日本初で、正式名称は「上野懸垂線」といいます。

東園と西園を結ぶ約330メートルで、乗車時間は1分半ほど。定員62名。入園者の3割が乗車し、年間利用者は約100万人。

しかし2019年11月には車両などの老朽化を理由に営業を休止しました。

日本では現在、東京モノレール、多摩都市モノレール、千葉都市モノレール、舞浜リゾートライン、湘南モノレール、大阪モノレール、スカイレールサービス、北九州高速鉄道、沖縄都市モノレールの全国9事業者のモノレールが運行されています。