月の中にうさぎが見えるのは日本だけ?

文化・歴史
日本では、月の模様が「ウサギが餅つきをしているように見える」といわれていますが、インドの伝説が発祥で、そこから中国、日本へと伝わったようです。

中国では薬草を挽くウサギ、桂の木とウサギ、天女、カエルなどにも見えるといわれています。

インドネシアでは編み物をする女性、ベトナムでは大木の下で休む男性、カンボジアでは菩提樹の木の下に座る杖を持ったお爺さん、ラオスでは足で米をつくお婆さん、東欧では髪の長い女性の横顔など人、北欧では椅子に座って読書をする横向きのお婆さんなど人に例えられる国も多いです。

インドや南アメリカではワニ、中東では吠えているライオン、南欧では片腕のカニなど動物に例える国も多いです。

月の模様は世界で色々見立てていますが、その地域で昔から伝わる月の神話などに影響されているようです。