幽霊の足

文化・歴史

日本の幽霊画といえば足がないのが多く見られます。

足がない幽霊というのは中世から近世にかけて出来上がった型で、江戸時代以前の幽霊画には足はありました。

幽霊に足がなくなった説も色々ありますが、中でも有力なものは、日本人の信仰の中で、神仏鬼など超越的な存在が雲に乗って移動し、雲に乗ると足が見えないところからきたという説です。

また、人形浄瑠璃で煙の中から出てくる幽霊の姿がヒントになったという説もあります。