針供養って何?

文化・歴史

「針供養(はりくよう)」とは、曲がったり、折れたり、錆びたりして使えなくなった古い針を豆腐やコンニャクなどに刺して供養して、針仕事の上達などを祈る行事です。

江戸時代初期ごろから行われるようになったといわれています。

針供養は、2月8日の「御事始(おことはじめ)」や12月8日の「御事納(おことおさめ)」の日に行う地方が多いです。

なぜ豆腐やコンニャクに刺すかというと、これまで頑張ってくれた針に最後くらいは柔らかい物に刺してあげて楽をさせてあげようと、ねぎらう意味が込められているのです。