「しらす」という魚はいない

自然・生物

「しらす」は魚の名前ではなく、うなぎ、アユ、イワシの稚魚の総称です。

一般的にカタクチイワシの稚魚が「しらす」として販売されていることが多いです。

カタクチイワシは成長すると、3日に1回くらいの割合で産卵します。1回で約8000個の卵を産み、卵は3日で孵化して約1カ月ほどで2cm前後に育ちます。

体長2cmに満たないものを一般的に「しらす」と呼ばれ、3~5cmの大きさになると「おかずなご」、5cm以上になると「イワシ」と呼ばれます。

また、獲れたての生の状態を「生しらす」、水揚げされてすぐに茹でたものを「釜あげしらす」、さらに天日干ししたものが「ちりめんじゃこ」になります。