野生のバナナには小豆くらいの大きさの種が入っていますが、現在私たちが食べているバナナは種なし品種です。
種のある野生のムサ・アクミナタというバナナを種なしに品種改良したものですが、紀元前5000年には存在していたようです。
バナナの果実中心部にたくさんの小さな黒い粒がありますが、これが種のなごりです。
種がないのに増やしていける方法として、株もとに生えてくる「吸芽」を切り離して次の苗にしています。
食べやすいように品種改良を重ねて種をなくしたものにはみかん、ぶどう、パイナップルなどがあり、最近ではスイカやピーマンなども種のない品種があります。