昔から「風邪は人にうつすと治る」とよくいわれていますが、本当なのでしょうか?
医学的根拠はなく、他の人に風邪をうつして自分が治ることはあり得ないそうです。
風邪が治る仕組みは、体内のインターフェロンという風邪ウイルスの増殖を抑える物質ができ、免疫担当細胞が風邪ウイルスを殺してくれます。
そのため、人にうつすことで治ることはないのです。
なぜこのような噂が広まったかというと、風邪は症状のピークから治ったと思うまで一般的に約3日ほどかかります。
風邪の症状が出ている時に人と接すると、自分の風邪が治る頃に相手が風邪を発症することから、人にうつしたら治ったと思えるのです。