4月23日は「国際マヌルネコの日」です。国際表記は「International Pallas’s cat day」。
マヌルネコは、ネコ科の動物の中ではもっとも古い種で「最古の猫」と言われています。マヌルとは、モンゴル語で「小さいヤマネコ」という意味。
丸い目、丸めの耳、短めの手足、モフモフした毛並み、コマ送りのようなカクカクした動きをするのも特徴です。
生息地はアフガニスタンやイラン、中国、ネパールなどの乾燥した樹木のない荒地の岩場や平坦な草原に生息しています。
夏は酷暑、冬は氷点下という厳しい環境で生きていられます。
世界での生息数は約5万8000頭と推測。
生息環境は雑菌が少ないため感染症に弱いため、飼育下での繁殖は非常に難しいことから絶滅の危険性が高い野生希少動物とされています。
2019年(令和元年)に、マヌルネコ保全同盟(PICA)によって「国際マヌルネコの日」が制定されました。マヌルネコの保全や置かれた環境について興味と知識を広めるという目的です。
日本でも、旭山動物園や那須どうぶつ王国などいくつかの動物園で見ることができます。