ツツジ

自然・生物

道路や公園、神社などで多く見かける身近な植物「ツツジ」。4~6月にかけて花が咲きます。

五弁の花を持ち、その1枚にはヒョウ柄のような斑点があります。この斑点は蜜標で、斑点のついている花びらが常に上になるように咲きます。

色は赤、白、ピンクと、さまざまな色がありますが、「躑躅色(つつじいろ)」とされている色は、紫がかったあざやかな赤色です。

全国の街路樹の中低木は、約600種類あるそうですがその中で最も多いのがツツジだといいます。

ツツジには空気を清浄する効果があり、ホルムアルデヒドや車の排気ガスなども吸収して清浄します。

道路のアスファルトの高温などにも耐えられる丈夫な植物なため、街路樹には適しています。

小さな頃、ツツジの花の蜜をチューチューと吸った経験がある人もいるでしょうが、レンゲツツジの仲間には毒があり、痙攣や下痢、嘔吐などの中毒症状を引き起こします。

公園などに咲いているツツジとは種類が違いますが、ほとんど見分けがつかないため、口にしない方がいいでしょう。