明治時代の頃に、刑事を「デカ」と呼ぶようになったといわれています。
その頃はまだ和服を着ていた時代で、刑事も和服で捜査していました。
刑事は寒い冬にも見張りなど外の仕事も多かったことから、着物の上に羽織る和装用のコート「角袖(カクソデ)」を着用していたそうです。
この「カクソデ」という言葉を変化させ「クソデカ」と刑事を指す隠語として使用していたという説があります。
70年代~80年代に最高視聴率40%を記録した人気刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で「刑事=デカ」という言葉が使われたことから、一般的に広く知られるようになったようです。
証拠品を捜すために犯人の部屋などを捜索することを「ガサ」といいますが、この言葉も「さがす」という言葉の「さが」をひっくり返したものといわれています。