強い日差しから目を守るサングラスの歴史は実はかなり古いのです。
古代ローマ皇帝のネロが、円形闘技場での戦士たちの戦いを観戦する際に、磨かれたエメラルドのレンズを入れた眼鏡で太陽の光を和らげて見ていたといいます。
また12世紀頃の中国では、裁判官がサングラスのようなものを使用していたとされています。
これはスモーキークォーツを使った黒い眼鏡で、太陽の眩しさなどを防ぐためではなく、判決前の裁判官の表情を隠すためだったようです。
1920年代には欧米の映画俳優などに広まり、1930年代ごろには海などでサングラスをかけることが定着していきました。