アイシャドウは虫除けだった

文化・歴史

目の周りの化粧、アイシャドウは、紀元前3500年ごろエジプトで始まったといわれています。

現在では、陰影をつけて顔の立体感を出すための化粧として使われてますが、当時は目を守るための虫除けとして使われていました。

気温の高いエジプトでは、汗などが好きなハエなどの虫が大量発生し、人間の眼球に卵を産み付けて感染症を起こしたといいます。

アイシャドーに使われていた孔雀石や硫化アンチンには殺虫効果があり、虫を寄せ付けないようにとの理由で目の周りに付けていました。

クレオパトラが最初に付けたとの説もありますが、男女問わず使用していました。