泥酔の「泥」はドロじゃない

文化・歴史

お酒を飲んでひどく酔うことを「泥酔」といいますが、「泥」とは土の泥の意味ではないのです。

3世紀に編まれた中国の書物「異物志」にある空想上の虫の名前が「泥」なのです。

南の海の中で生息して骨がないとされています。

水中では元気だが、陸地では息苦しいため、酔ったようにフニャフニャ状態になるのです。

その様子が、人間が酔いつぶれた姿に似ていることから「泥のように酔う」という意味から「泥酔」という言葉が出来ました。