きゅうりは世界一栄養がない野菜!?

自然・生物

「きゅうりが世界で一番栄養がない野菜」だという話を聞いたことはありませんか。

実はこれは噂話であり、間違った事実です。

なぜこのようなコトが言われるようになったかというと、ギネスブックにきゅうりは「Lowest calorie fruit」と掲載されていることが原因です。

日本語に直訳すると「最も熱量(カロリー)が低い果実」です。

「カロリーが低い果実」だと紹介されていますが、これが「栄養の低い野菜」と間違った情報で広まってしまったのです。

実際にきゅうりは1本約14Kcalと低カロリー。

きゅうりの約95%が水分なので、体温を下げる効果もあります。

栄養価もとても高い野菜だとはいえませんが、むくみ改善のカリウム、美肌や免疫力アップのビタミンC、便秘解消の食物繊維、脂肪分解の酵素ホスホリパーゼなどが含まれているのです。

また、ぬか漬けにするとビタミンB1は約9倍、カリウムは約3倍、ビタミンCは約1.6倍にもなるといいます。