お店で日本酒を頼むと、グラス一杯に注いで受け皿や升に少しこぼす入れ方をします。この入れ方を「盛りこぼし」や「盛り切り」「もっきり」などといいます。
江戸時代の日本酒を量り売りしていた時代の習慣ともいわれています。
日本酒1合いくらという設定になっていたため、ぎりぎりまで日本酒を注ぎ、こぼしてしまう人に受け皿や升などを使っていたといわれています。
その後、お店で日本酒を提供する際にも、お店側の気前の良さやサービスの一環としてこのような形になったといいます。
正しい飲み方が決まっているわけではありませんが、スムーズな飲み方としては、グラスの日本酒を先に少し飲みます。なみなみ入っているため軽く傾けて升や受け皿に少しだけこぼすと飲みやすくなります。
グラスの半分くらい空いたら、受け皿や升に入った日本酒をグラスに入れて飲むとキレイに飲めます。