英語で「オーラル」とは「口腔」、「フレイル」は「虚弱」や「衰え」という意味があります。
「オーラルフレイル」は、噛んだり、飲み込んだり、話すための口腔機能が衰えることです。
このオーラルフレイルは老化のはじまりを示す重要なサインとも言われています。
噛む力が低下したり、口腔機能への関心が低下すると、虫歯や歯周病などになりやすくなります。炎症や痛み、歯が抜けるなどの症状が出ると、食事や会話にも支障が出てきます。
栄養不足になりやすく、活動範囲が狭くなり体力がなくなる、筋力も元気もなくなる。また、会話が減ることは社会から孤立してしまうことになります。
進行すると咀嚼や嚥下に障害が起こりやすくなり、介護が必要な状態になることも。
そのようなことから、口腔機能の低下は身体的、精神的、社会的な健康と大きく関係してくるといいます。
出来るだけ早くオーラルフレイルの症状に気が付き、予防や改善をすることが、健康に暮らすための重要なポイントになるようです。