スワンボート

その他

観光地などの湖や池でよく目にする白鳥の形をした足漕ぎボート「スワンボート」。

レジャーブームの1960年代、免許がなくても乗れる小型のエンジン付きボートが人気でした。さらに1974年(昭和49年)の第二次ベビーブームによって家族で楽しめる家族向けのボートの人気も高まりました。

しかし、全国各地で小型エンジン付きボートの事故が多発し、法改正により免許が必要となり、子どもたちのボートの利用も大幅に減少しました。

この状況を受けて、木造和船を製造する株式会社スナガ(以前の砂賀造船所)が1975年(昭和50年)に自転車のように足で漕ぐ「足漕ぎボート」を開発しました。しかし、人気は出ませんでした。

そこで、白鳥をモチーフにした「スワンボート」を1981年(昭和56年)に開発。改良を重ね、白鳥の尻尾を付けたデザインが受けて大ヒットしたのです。