マザーテレサ

文化・歴史

マザーテレサ(1910-1997)は、インドで活動したカトリックの修道女で、人道支援活動家。本名はアグネス・ゴンジャ・ボヤジュー。

彼女は、貧困や病気に苦しむ人々の救済に生涯を捧げ、特にインドのカルカッタで活動しました。

修道院の教師をしていたテレサは、1946年(昭和21年)インドのコルカタからダージリンに向かう列車の中で「もっとも貧しい人のために働くように」という神の招きを受ける体験をし、1950年(昭和25年)に「神の愛の宣教者会」を設立。

路上に住む貧しい人々に対して食事、医療、教育などの支援を行いました。

学校や孤児院、死を間近にした人を介護するホスピス「死を待つ人の家」も開設。

その献身的な活動により、彼女は「カルカッタの聖女」とも呼ばれ、1979年(昭和54年)にはノーベル平和賞を受賞。

マザーテレサの活動は世界中で広く評価され、彼女の遺志を引き継いで活動する聖職者は世界百カ国4千人以上ともいわれています。

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから」「言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから」「行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから」「習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから」「性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」など多くの名言も残しています。