「プラシーボ効果」とは、薬として効果の持たないもの(偽薬)を投与したことで、症状が和らいだり回復したりする効果のことをいいます。「偽薬効果」「プラセボ効果」ともいわれます。
元々は医療用語でありますが、最近では日常的にも使われるようにもなりました。
「プラシーボ」はラテン語で「喜ばせる」という意味の言葉で、「治療が難しい病気にかかった患者を喜ばせて、苦しみを和らげること」と中世フランスでも定義されています。
プラシーボ効果は不眠や痛み、下痢などに影響があり、実験では偽薬を飲ませた30%の人に鎮痛効果があったという結果もでています。
プラシーボ効果のみを目的とした偽薬を販売している会社もあるようです。
人間の思い込みの力によって効果が出されますが、偽薬だと分かった上で投与しても効果があるといいます。
子どもの頃の「痛いの痛いの飛んでいけ~」というのも代表的なプラシーボ効果の一つです。