リレーの最終走者や最終泳者のことを「アンカー」といいます。
英語では「anchor」と書き、錨(いかり)という意味があります。錨とは、船舶などが流れないように停めておくときに海底に沈める鉄の重りのことです。
もともとアンカーとは、1920年のオリンピックまで正式種目だった綱引きの最後尾で引っ張る選手のことを指す言葉でした。
アンカーは体重が一番重い選手が選ばれることから錨の意味をもつアンカーと呼ばれるようになったのです。
その後、最後尾の選手を指す言葉として「アンカー」がリレーなどでも使われるようになりました。
綱引きのアンカーは唯一肩にロープをかけることが許される選手です。そこからリレーなどのアンカーも最終走者の印として、たすきを掛けているといわれています。