江戸時代、桜の名所である東京・向島の長命寺で門番をしていた山本新六。
落ちた桜の葉を掃除をするのも門番の仕事。
大量の落ち葉掃除に手を焼き、この葉を何かに使えないかと考案したのが桜餅でした。
薄い皮で餡を包み、塩漬けした葉を巻いて桜の香りを移したものを長命寺の門前で売り出したところ、評判になり1日700個も売れる人気商品に。
これが現在の関東風の桜餅です。
関西風は、皮の部分が道明寺粉というツブツブの粉で作った餅に餡を包み丸めてあります。
関東では関西風桜餅を「道明寺」や「道明寺桜餅」と呼ぶことも。
クレープのような包み方をしている関東風に対し、饅頭のような餡の入れ方をしているのが関西風。