「鍋奉行」という役職?

文化・歴史

「鍋奉行」とは、鍋料理の際に具材を入れるタイミングや位置、味付けなど、みんなで囲んで食べる鍋を仕切る人のことをいいますね。

しかし、この「鍋奉行」という言葉は江戸時代初期にはありました。

「奉行」とは武家における職名の一つです。

当時、鍋は貴重な道具のひとつで、この鍋を大事に管理する役職が「鍋奉行」だったのです。

時代と共に鍋は一般的な物になり、この役職も消えていったようです。

元々存在した役職の名前から、現在の鍋料理を仕切るという意味の言葉へと変化して使われれいるのです。