考える人は考えていなかった!?

文化・歴史

ロダンの「考える人」というブロンズ像は有名です。

タイトルの「考える人」を名付けたのは、彫刻家のロダンではなく、ロダンの没後に作品を鋳造した鋳造家のリュディエが名付けたといわれています。

ロダンは当初「思想を練るダンテ」と呼んでいましたが、コペンハーゲンで初公開したときには「詩人」という名前で出されていました。

リュディアが「考える人」と名付けましたが、この作品は「地獄の門」と呼ばれている大作の一部でした。

あのポーズは考えているというよりは、地獄に落ちていく罪人たちを見下ろしたり
のぞき込んだりしている姿勢だといわれているのです。