9月12日は「マラソンの日」です。
紀元前450年のこの日、「マラソン」の言葉の由来になった「マラトンの戦い」が起こりました。
アテネの将軍ミルティアデスは、ギリシャのマラトンに上陸したペルシャの大軍を奇策で撃退。
勝利を伝えるために選ばれた兵士フィディピデスが、マラトンから約40km離れたアテネまで走り、「我勝てり」と告げた後、力尽きて亡くなったと伝えられています。
これが現在のマラソン競技の起源となっています。
1920年(大正9年)の第7回オリンピックまでは約40kmであればよいとされ、様々な距離で行なわれていましたが、1924年(大正13年)の第8回パリオリンピックから正式に統一されました。
採用された距離42.195kmは1908年(明治41年)の第4回ロンドンオリンピックのマラソン距離でした。
当初、ウィンザー城からシェファードブッシュ競技場までの41.843kmの予定でしたが、アレキサンドラ王妃が「王室の子ども部屋のバルコニーから見えるように宮殿の庭からスタート」という要望で距離が延びて42.195kmになったという逸話があります。
王妃のひと言で決められたマラソン距離が正式採用されて今でも受け継がれているのです。