日本に初めて凧(たこ)が伝わってきたのは平安時代だといわれています。
当時は「紙鳶」と呼ばれ、風に乗ってくる魔物や病気などを防ぐ「厄払い」とされていました。
その後、戦国時代では武士が通信手段として凧を使ったともいわれています。
江戸時代では庶民の間でも流行るようになり、バランスが取りやすいようにと紙や糸などをヒラヒラと付けたものをつけるようになり、形がイカに似ていることから「イカのぼり」と呼ばれていました。
しかし、事故の原因になり危険だと幕府によって「イカのぼり」が禁止になりました。
そこで、庶民が「イカではなくタコをあげている」と言い出したことから、「タコあげ」と呼ばれるようになったといいます。