あかぬける

文化・歴史

「あかぬける」とは、洗練された、品がある、武骨でない、やぼな所がない、スマートなことをいいます。

漢字で書くと「垢抜ける」。

この言葉の語源は、体の垢が取れて姿や芸などがすっきりと洗練されると使われていたという説もありましたが、垢は落としたり取れるもので、抜けるものではないことからその可能性は低いとされています。

そこで有力な説は、食べ物に含まれる灰汁を抜くことから取られた言葉というものです。「灰汁抜け」から「垢抜け」になったという説です。

実際、「女房が垢がぬけねど」と江戸時代中期の本に「垢ぬける」との表現で書かれています。