「雛人形と早く片付けないと嫁に行き遅れる」真意とは?

文化・歴史

3月3日は「ひなまつり」です。

飾った雛人形を早く片付けないと嫁に行き遅れるという言葉を聞いたことがあると思います。

このようは言葉が広まったのは昭和に入ってからのようです。

七段飾りなど豪華で大きな雛飾りが流行りだし、片付けるのに時間がかかって大変なのでつい後回しにしてしまい、片付けるのが遅くなってしまいがちに。

そこで、「しっかりとけじめをつけましょう」「片づけを後回しにするような女性は立派な大人になれない」「なかなか片づけないのは子どもの教育上よくない」「子どもがお嫁に行き遅れる」という意味に変化していったといいます。

また、雛人形には厄や災いを移すとの考えもあり、厄を移した人形は早く片付けて災いを遠ざけたほうが良いといわれることもあったようです。

このような言い伝えを気にしすぎて、急いで天気の悪い日に片付けるのは要注意です。湿気を含んでカビや虫食いの原因になります。

乾燥した天気のいい日を選んで片付けましょう。