カフスボタン

文化・歴史

「カフスボタン」とは、シャツの袖口を留める装身具です。

日本では「カフス」「カフスボタン」と呼ぶことが多いですが和製英語であり、正式名称は「カフスリンクス(cufflinks)」です。

「cuff (カフ)」は英語で袖口のことで、袖口を繋ぐ (リンクさせる) という意味から「cufflinks (カフリンクス)」と名付けられているようです。

17世紀フランスの社交界で、「ネクタイやリボンのようなアクセントを袖口にも欲しい」というアイディアから、袖口に宝石や貴金属を使用し始めたのがカフスの起源だと言われています。

表と裏の金属ボタンをチェーンで繋ぐチェーンタイプが主流でしたが、1930年以降に今のようなチェーンが付いていないタイプが主流になりました。

現在、カフスを付けるにには、カフスに対応したシャツが必要です。普段のワイシャツにはつける部分がないので装着できません。

結婚式などで装着するのが初めてだという人も少なくないようです。