ねばねばした納豆を最初に食べた人は勇気があるなどと考えたことが一度はあるかもしれません。
納豆は縄文時代に偶然出来たという説や、戦国時代に馬上でわらに包んだ大豆が蒸されて出来たという説もあります。
また、平安時代の武将・八幡太郎義家が大豆を煮ているところに敵の急襲を受け、急いで大豆をわら俵の中に詰め、戦い後に納豆になったものが出てきて、他に食料がなかったため仕方なく食べたところ美味しかったという説。
神棚に煮豆をお供えしたところ、しめなわに付着していた納豆菌の働きで納豆になったなど様々な説があります。
しかし、どの説にも共通点があり、意図して作ったものではなく「偶然できたもの」ということです。
文献に納豆が初めて現れたのは、11世紀半ば藤原明衡が書いた「新猿楽記」です。