2月2日は「世界湿地の日」「世界湿地デー」です。英語では「World Wetlands Day」。
1971年(昭和46年)のこの日に、湿地の保存に関する「ラムサール条約」が調印されことにちなんで制定されました。
湿地はジメジメして管理しにくい土地だとされて埋め立てられることが多く、森林の3倍の速さで失われているといわれています。
しかし、地球上の水の約3%しか真水はありません。その真水の多くは湿地から供給されているのです。
さらに、汚れた水を浄化、炭素を貯蔵、浸水や嵐から守ってくれるという働きもしてくれます。
また、湿地にしか生息しない野鳥や植物も多く存在するため、湿地の保全は世界規模で取り組まなくてはいけないのです。
日本の湿地面積は820.99km²あり、約86%が北海道に存在します。「北海道三大湿原」と呼ばれているのが釧路湿原、サロベツ原野、霧多布(きりたっぷ)湿原です。
全国では、尾瀬国立公園、田代湿原、獅子ヶ鼻湿原植物群落、谷津干潟、弥陀ヶ原、藤前干潟などがあります。